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HANAOU
布花(ぬのばな)作家。十年以上にわたり布花の制作を続けている。20世紀発山上るいの技法を学び、これまでに番号を付した作品は八百点を超える。
古典的でロマンチックな表現を特徴とし、自然の花をそのまま再現するのではなく、「美しさとは何か」を探求する姿勢をHANAOUは大切にしている。布の質感や表情を見極めながら、一枚一枚に命を吹き込むように花を咲かせることに精進し続けている。
「HANAOU」は、布花や古道具と共に、花の儚さという存在がもつ時間の重なり、長期間に保存するものが持つ感触のかたちを見つめ、暮らしの中にポエティックな彩りを添える提案をしている。
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「流動する意識の宮殿、そこには“生”という感覚がなくてはならない。
「建築」は人の手によって築かれる場であり、「洞窟」は自然が自ら形づくる場。意識の宮殿は、そのあいだに生まれた曖昧な領域に存在する。
そこでは、人為と自然の境がほどけ、混ざり合い、もはや見分けることができない。
布花もまた、その中間に佇む媒介として、当然のようにこの空間に姿を現す。
人為的創造と自然世界が共に在るというそのあり方が、歴史が語ってきたようなものだった。
そして思い出す――
先祖たちが、空をゆく鳥を見上げ、洞窟の奥で岩絵具を手に、その姿を尊敬し、その模様を自分の意識で描いたあの瞬間を。」
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HANAOU 温室(オンシツ)
“創ること、育むこと”――その願いをそっと託した空間。
ここでは、日々の規律から少しだけ離れ、
学ぶ、創る、そして養われること。
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「温室」には、ギャラリー、空間での授業体験、そして布花工芸に関する資料の保管という、三つの役割が共存している。
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